物質・材料研究機構 (NIMS) の理事長からみなさまへ
研究者が楽しく研究し、
自分のゴールを目指せるような職場にするよう取り組んでまいります

NIMS理事長 潮田 資勝
2009年7月に独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS)の理事長に就任しました。
私の専門分野は表面物性で、分光学的手法を使って表面の物理・化学現象を調べる研究をしてきました。昨年4月にフェローとしてNIMSに着任する前は、北陸先端科学技術大学院大学の学長を務め、その間NIMSのInternational Center for Young Scientists(ICYS)のExecutive Advisorとして並木地区を時々訪問していました。NIMSは法人化後、岸前理事長のリーダーシップのもとで大きく発展を遂げ、材料分野の発表論文数や論文引用数で世界的に高く評価される存在になりました。これは大いに誇りとすべきことです。次の段階では論文を多く書くこともさることながら、その質を上げることに注力することが重要になってきます。
NIMSの国際化もICYSの活動を契機として大きく前進し、国内の研究機関や大学の中では最も進んでいると高く評価されています。しかし、最終目標は本来の意味で物質・材料研究における国際的なCenter Of Excellence (COE)となることで、それにはまだ何年もかけて努力を重ねる必要があります。国際化には海外からの研究者を受け入れることも大切ですが、日本人研究者が積極的に海外の研究機関に出て行って活躍することも重要です。特に若手の研究者には海外研究の機会を増やす努力をしてほしいと思います。
NIMSは大学とは違って、物質・材料科学技術分野における国策の執行機関であることを常に自覚して研究を展開することが求められます。我が国にとって第一義的に重要なことは、エネルギー源と食料源の安定的確保です。これらの必要資源を、環境に対する負荷を最小限に抑えながら確保するにはどうすればいいのか、真剣に考えて研究の重点を決めていきたいと思っています。
NIMSで行う物質・材料研究には科学的側面と工学的側面があります。科学研究は物性の普遍的な原理を追求することであり、工学研究の最終目的は使える材料を開発することにあります。科学でも工学でも研究においては常に自分で考え、自分で実験することが大切で、私のモットーはThink-for-Yourself と Do-It-Yourself です。研究をする上でコラボレーションも大切ですが、最終的には、研究は個人の頭と手で行うものであると思います。
私が研究者のみなさんに最も申し上げたいことは、研究は楽しんでやるべきだということです。幸い私は今まで研究を楽しんできました。しかし学長や理事長のような行政職は、周りの人々が楽しく仕事ができるようにアレンジする世話役です。私は今まで十分に研究を楽しませていただいたお返しという気持ちで理事長を務め、NIMSを研究者が楽しく研究し、自分のゴールを目指せるような職場にするよう取り組んでまいります。
私の専門分野は表面物性で、分光学的手法を使って表面の物理・化学現象を調べる研究をしてきました。昨年4月にフェローとしてNIMSに着任する前は、北陸先端科学技術大学院大学の学長を務め、その間NIMSのInternational Center for Young Scientists(ICYS)のExecutive Advisorとして並木地区を時々訪問していました。NIMSは法人化後、岸前理事長のリーダーシップのもとで大きく発展を遂げ、材料分野の発表論文数や論文引用数で世界的に高く評価される存在になりました。これは大いに誇りとすべきことです。次の段階では論文を多く書くこともさることながら、その質を上げることに注力することが重要になってきます。
NIMSの国際化もICYSの活動を契機として大きく前進し、国内の研究機関や大学の中では最も進んでいると高く評価されています。しかし、最終目標は本来の意味で物質・材料研究における国際的なCenter Of Excellence (COE)となることで、それにはまだ何年もかけて努力を重ねる必要があります。国際化には海外からの研究者を受け入れることも大切ですが、日本人研究者が積極的に海外の研究機関に出て行って活躍することも重要です。特に若手の研究者には海外研究の機会を増やす努力をしてほしいと思います。
NIMSは大学とは違って、物質・材料科学技術分野における国策の執行機関であることを常に自覚して研究を展開することが求められます。我が国にとって第一義的に重要なことは、エネルギー源と食料源の安定的確保です。これらの必要資源を、環境に対する負荷を最小限に抑えながら確保するにはどうすればいいのか、真剣に考えて研究の重点を決めていきたいと思っています。
NIMSで行う物質・材料研究には科学的側面と工学的側面があります。科学研究は物性の普遍的な原理を追求することであり、工学研究の最終目的は使える材料を開発することにあります。科学でも工学でも研究においては常に自分で考え、自分で実験することが大切で、私のモットーはThink-for-Yourself と Do-It-Yourself です。研究をする上でコラボレーションも大切ですが、最終的には、研究は個人の頭と手で行うものであると思います。
私が研究者のみなさんに最も申し上げたいことは、研究は楽しんでやるべきだということです。幸い私は今まで研究を楽しんできました。しかし学長や理事長のような行政職は、周りの人々が楽しく仕事ができるようにアレンジする世話役です。私は今まで十分に研究を楽しませていただいたお返しという気持ちで理事長を務め、NIMSを研究者が楽しく研究し、自分のゴールを目指せるような職場にするよう取り組んでまいります。








