材料から始まるオープンイノベーションを生み出せる、研究プラットフォームの構築
部門概要
材料分野で唯一の中核的研究機関であるNIMSに寄せられる期待として、材料から始まるオープンイノベーションを生み出せる、“世界をリードする研究プラットフォームの構築”がありますが、当部門は、その実現を目指しています。NIMSが世界に誇る、多様で先端的な研究施設や設備などの周りに、NIMS内外の様々な分野から意欲ある優秀な研究者が集い、その有機的連携の中から、信頼できる斬新な基礎研究成果が次々に産み出される環境を整備・提供することを使命としています。特に、国民や社会から強く求められている“グリーンイノベーション”に繋がる基礎・基盤課題に力を集中しています。
中核機能部門の統括組織
中核的ハブ拠点
NIMSは、日本を代表する物質・材料専門の研究機関として、ナノテクノロジー研究者や課題解決型の研究に取り組む国内外の研究者やその関係者に対して、技術・装置の利用機会や情報交換、人的交流の場を提供する「ハブ機能」の役割を担っています。
- ナノ材料科学環境拠点
- 地球環境問題を抜本的に解決して持続可能な社会を構築するために、産学が連携して環境技術の基礎基盤的な研究開発を推進するための研究拠点です。
- 国際ナノテクノロジーネットワーク拠点
- 文部科学省「ナノテクノロジー・ネットワーク」委託事業の技術支援サービス提供、国内13箇所のナノテクノロジー拠点のホスト機関、研究ネットワークの構築を担う拠点です。
- 低炭素化材料設計・創製ハブ拠点
- 「低炭素研究ネットワーク」のハブ機関のひとつとして、基盤整備と、情報・技術交流により新たなイノベーションを引き起こすことを目的とした拠点です。
共用ステーション
共用ステーションはNIMSの中核機能として、高度な材料分析・創製などの技術や、超高圧電子顕微鏡、強磁場マグネット、SPring-8内の専用ビームライン、分析支援設備などの高度な施設・設備の開発・整備を行い、広く内外の研究者への利用機会を提供しています。また、各種材料データベースの整備を通して、有用な材料情報を発信し、知的基盤の充実・整備を行っています。
- 材料情報ステーション
- 機械構造物の安全性・信頼性向上を目的に、クリープ・疲労・腐食・宇宙関連材料強度に関する材料特性データを取得し、構造材料データシートを作成しています。また世界最大級の物質・材料データベースをインターネットで発信しています。
- 材料創製・加工ステーション
- 最先端の研究を「ものづくり」の観点から支援しています。研究者単独では不可能な機器の設計・試作(機械加工、ガラス加工)、試料調整と材料創製(溶解、鍛造圧延、熱処理)を行い、研究の高度化を支援しています。
- 材料分析ステーション
- NIMSの全ユニット、ステーション等と密接に連携し、幅広い材料における分析情報の提供、分析に関する教育・指導、分析機器の維持・管理を行うとともに、より信頼性の高い、正確で精密な分析法の開発・整備を目指し、これらの成果を基に分析技術の国際標準化へ向けた取り組みを積極的に進めています。
- 電子顕微鏡ステーション
- 電子顕微鏡ステーションは先端TEM技術と施設を提供し、物質・材料研究の発展とイノベーションに貢献することを目指しています。
- 高輝度放射光ステーション
- SPring-8 内のNIMS専用ビームライン(BL15XU)では、2.2 ~ 36keV の広いエネルギー範囲の高輝度単色X 線を利用して、原子配列構造及び電子構造を解明し、材料開発に役立てています。
- 強磁場ステーション
- 世界最高レベルの強磁場マグネット群を集中配備した施設で、物質・材料分野だけでなく、生物学などをも含む共同利用型施設です。
- ナノテクノロジー融合ステーション
- ナノテクノロジーと異分野との融合研究を推進することを目的とし、超微細加工・評価およびナノバイオ・有機・高分子に関連する設備と高度な技術を提供します。














